2014年9月14日全日本ジムカーナ参戦記

沖縄の誇るTOPドライバー3名が九州恋の浦サーキットで開催された全日本ジムカーナ第7戦に参戦!!
その熱い内容を参加三選手の参戦記という形でレポートします!!




2014年9月14日 喜友名選手全日本ジムカーナ選手権参戦記

   

エキサイティングジムカーナを楽しみながら
長年続けてきて、一昨年、昨年はJMRC九州地区
ジムカーナ選手権に参戦しました。

今年は沖縄で自分の走りを見つめ直して
8月からの
九州地区戦に参戦しようと思っていましたが、
6月末に入ってきた名護サーキット
10月閉鎖の知らせ…。
思う存分練習できる環境がなくなることもあり、
長年の夢であった全日本ジムカーナ選手権への
参戦を決意しました。

スケジュールは8月にスピードパーク恋の浦で
開催される九州地区戦に参戦し、同じ場所で
開催される
9月の全日本選手権九州ラウンドに
参戦することとしました。

準備を進めながら最終調整での走り込みを
していた
89日、車両トラブルが発生しました。

4500回転でブーストが落ちる…。過
去にも似たような症状があったときに、
ソレノイドバルブを交換して解消したので
同様に対処しましたがなおりません。

しかも本土のお盆とも重なり、純正部品の手配が
難しくなりました。
823日の船積みまでにやれることをやっても
なおらず、そのまま九州のプロショップである
ASササキへ送り修理をお願いすることと
なりました。

   

ソレノイドバルブから始まりホース類、センサー
類、タービン、チャンバータンク等考えつくもの
を全て交換しましたが、結局、車両は
8月地区戦
から
9月の全日本weekの木曜日までになおらず、
諦めかけましたが、このまま帰りたくない絶対に
出たいとの思いと、
地区戦で知り合いアドバイスいただいていた
山下さんからの言葉もあり、超〜悩んだ結果、
山下さんの
FDを購入して参戦することと
しました。

しかしながら、まともに走れるのは大会前日の
公開練習の
2本のみ。
しかもタイヤは前後とも中古です。
新しい車両と
Sタイヤへの慣れを同時につかむ
しかありません。
車の動きに合わせてタイヤのグリップを
出し切ることだけに集中して走りました。
結果トップに約
3秒差の4位でした。

   

そして向かえた大会当日、前日までは自分でも
不思議なくらい緊張がなく
走れていましたが、この日は夜も時々目が
覚める程落ち着かない状態に
なっていました。気が付かないうちに緊張して
いたのだと思います。

そんな中、コースには今はやりのフリーターン
が!
ここが勝負のポイントと思い、入念に慣熟歩行、
イメトレを行いました。

本番1本目。コースは緊張しながらもいい感じで
走りましたが、ポイントのフリーターンでミス、
完全に
Uターンとなってしまい撃沈。

 

後がない2本目、1本目に比べて予想外に
フロントがグリップしません。
アンダーな感覚を最後までドライビングで
修正できず、同じように走ってしまいました。
またフリーターンは何とかこなしましたが、
切れがありませんでした。

いつも以上にあっという間の走行時間でした。
結果はトップと約
3秒差ながらも5位入賞!

まだまだ勝負になりませんが、初めての参戦で
表彰式に出られてこんなに嬉しいことは
ありませんでした。

   この結果は、サービス員としてサポートして
いただいた
BPFの石井社長と沖縄から来ていた
津田さんの完璧なサポート、ここで走り込んで
いた山下さんの走りやセッティングへの
アドバイスのおかげで、走ることだけに集中
できたのが非常に大きかったです。
   

これに答えきれる走りや準備がまだまだ自分には
足りないと
痛感しましたが、この経験を活かせば、まだまだ
差を詰めることは出来ると思った
1戦でも
ありました。

全日本の雰囲気は最高でした。
ここまでこられたのも、フロンティアスピリット
で地区戦から全日本への道程を造ってくれた
高江選手のおかげです。
これからも続く選手が出てくれると嬉しいです。
自分自身、また、来年も挑戦したいと思います。
参戦にあたり、協力し助けていただいた全ての
皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。


2014年9月14日 神里選手全日本ジムカーナ選手権参戦記





全日本ジムカーナ第7戦 参戦記

 

 

 914日(日)九州(福岡)恋の浦で行われた全日本ジムカーナに
参戦しました.


 前回,4月の全日本には関東の方の車両でダブルエントリーでしたが,
今回は,
EK4(シビック)マイカーでのSA1クラスに参戦しました.


 SA1クラスは,EK9(シビックR)ばかりでEK4は,私一人だけで
EK4
はマイナーな車だと思いました.戦力的は,まだまだ“いける”と
思っていました.

 

 結果は,15台中9位.

 

 ポイントはゲットしましたが,入賞を目標にしていたので少し
残念でした.


 しかし,今の私の状況を確認することができ,車のセッティングに
ついて多くを学ぶことができました.特に,
BPFの石井社長から多くを
教えて頂きました.


 来年,また九州で行われた際には,現在よりもセッティングを
煮詰めていき,成績にもこだわっていきたいです.

 

 私にとって今年の全日本は,終わりました.僅か2回の参加でしたが,
やはり“楽しかった”というのが,第一でした.


 九州で多くの人たちに出会い,話しを聞かせてもらい,“はしる”こと
以外にも楽しい時間を過ごすことができました.


 この楽しさは,実際に参加しないと分からないので,多くの沖縄の
選手にも実感してもらいたいです.

 

今回も改めて思いました.

“ジムカーナをしていて良かった”



2014年9月14日 高江選手全日本ジムカーナ選手権参戦記



去った、9月14日(日)福岡県恋の浦スピードパークにて
JAF全日本ジムカーナ選手権第7戦が開催されました。

今回は、私以外に沖縄からRX-7喜友名選手がN2クラスに、
シビック神里選手がSA1クラスに参加しました。

3人もの沖縄ドライバーが全日本選手権に参戦するのは
沖縄ジムカーナ史上初だと思います。

しかも3人ともポイントを獲りました。これも沖縄ジムカーナ
史上初の快挙だと思います。

全日本では8割以上のドライバーは金曜入りで練習会に
参加します。

金曜は4本走行
土曜日は公開練習で2本走行
日曜日の本番も2本走行

3日間で8本しか走れません。
全日本ドライバーの凄いところは、この限られた条件で
皆さんセットアップしてタイムを詰めます。

サービス員を帯同してビデオを撮ったり、タイヤの
コンパウンドを変更したり、足回りをバラシたり、場合に
よってはデフの変更やミッションも降ろします。

今回はチーム沖縄のサービス員として津田さん、糸洲さん、
BPFの石井社長の心強いサポートが付いてくれました。

喜友名選手はマシントラブルが解決せずに急遽九州の
RX-7に車両変更して土曜日の1本だけ走行。

圧倒的な走り込み不足にも関わらず、本番では5位入賞の
快挙を成し遂げました。

神里選手は本番までタイヤを温存し、金曜土曜は初めての
コースに慣れることに専念。

不利なマシンにも関わらず、本番では最多出場クラスの
中で9位に入り、仙台に続き連続ポイントを獲得しました。

私の方はセットアップを繰り返しながら着実にタイムを詰めて
土曜日までは3位の好位置に付けてましたが、
本番では脱輪とパイロンタッチで10位に沈み、2勝目を
逃してしまいました。

皆さん全国のトップドライバー相手に敢闘しましたが、
まだまだ納得いかない様子だと思います。

マシンが直っていたら・・・十分にSタイヤで練習出来たら・・・
考えればきりがありません。

でも、これでまた来年も絶対に出たい!と思ったはずです。
ジムカーナで常に一番を目指してきたドライバーにとって
全日本は最高の舞台です。

自分も数年前までは全日本なんて憧れで、出るだけでも
幸せと思っていた時期があります。

来年は沖縄からもっと多くのドライバーが公式戦に出るかも
しれません。

沖縄の走れる環境は厳しいですが、この経験を活かして
沖縄のモータースポーツの火を絶やさずに皆で協力して
頑張っていきましょう。

私はその前に最終戦の本庄サーキットで全日本シリーズ
ランキング4位争いが残っています。

この記事が上がる頃にはもう結果は出ているかも
しれません。

協力して下さったスポンサー様、応援して下さった皆さん、
ありがとうございます。
沖縄から頑張る選手を今後ともよろしくお願いします。