2022 G6ジムカーナフェスティバルinキョウセイドライバーランド
参戦報告




2022年エキサイティングジムカーナシリーズチャンピオンとして
RRD2クラスチャンピオンのS2000比嘉誠選手と、RRD1クラス
チャンピオンのエリーゼ金城祐多郎選手をG6ジムカーナ
フェスティバルへ派遣しました。
両名とも初の県外遠征でしたが、比嘉誠選手がFR3クラスで
見事2位をゲットしました。

FR1クラスへ参戦した金城祐多郎もマシントラブルを抱えながらも
本番こそハーフスピンを喫し14位/25台中となりましたが、
土曜日の前日練習ではクラストップタイムをマークするなど、
キッチリ爪痕を残してきてくれました。

他にも沖縄からはS2WDクラスでインテグラの安田翔選手と
スイフトの高江淳選手がワンツー独占、レンタルマシンのエッセで
K1クラスへ参戦した大城敬一選手と座喜味盛一郎選手が
それぞれ4位/6位と大活躍となりました。

リザルトはこちら↓
G6フェスリザルト

2023年2月には沖縄の伊是名島でG6ジムカーナ開催を
予定しています。
皆さんぜひご参加下さい!
※ G6フェスティバル参戦はG6のいずれかの大会へ参加が
必要となります。




比嘉誠

VALINO08GPで挑んだ前日練習では、
路温の低さに全く喰わず、ドリフトざんまい
だったが、エアー圧やキャンバー、トーの
調整を沖縄から来てくれた友人に手伝って
もらい、午後には全体でも上位に入る事が
出来た。


 本番当日、雨が心配されたが小雨から
どんどん晴れて完全ドライに。

 本番一本目、とりあえず完走する為、
丁寧に走ってクラス2位!お!行けるか?と
思ったら本番2本目、前半ではアンダー、
オーバーで車が暴れたが、踏みちぎってカバーし、
なんとかタイムアップした。

しかし1位までの0.3秒が詰めきれず、
2位となった。

 

初の県外遠征は、いろんな経験やトップ選手
たちとお話しする事が出来て、本当に良かった。

来年はリベンジして、G6ゴールデンステッカーを
ゲットしたい!

















金城祐多郎

最初に、今回初めて県外へ遠征してみての
感想です。
私がジムカーナ始めた当初に遠征と聞いて
浮かんだことを交えます。

数万円掛けて県外に車両を運ぶの?金と
時間と労力が勿体無い。
 実際助成金を受けていても自分の
持ち出し金は掛かりますし、
それ以外の交通費宿泊費、私の場合は
タイヤの個別輸送費も掛かりました。
しかしこれらの投資額を今は勿体無かったとは
思いません。
目標となるものをどうするかは人其々ですが、
私の場合は全日本選手権も観ており
出られないながらもやはり憧れはありまして、
そこに至る道筋はやはり本場に行かなければ
イメージできないものです。
今回は自動車競技・ジムカーナ競技の本場で
ある中部地区はジムカーナのメッカ、
キョウセイドライバーズランドへ派遣頂いたことも
あり、中部の選手と戦うことで指標が明確に
なったと思います。

県外へ車両を運んでまでジムカーナするの?
広いサーキットが良く無い?
 十数万円掛けて走るのはたった2本って行く
価値ある?
 スラローマーにとって、本土にわざわざ出向く
メリットは本土にしか無い競技場、本土でしか
戦えない相手だと私は思います。
普段県内で目にする光景とは違った世界が
待っています。
もし、県内で競技している方で伸び悩んでいたり、
またはジムカーナに飽きてきた人がいれば
是非お勧めしたいです。
勿論、サーキットに遠征するのも素晴らしい
事なんですが、別にジムカーナ遠征がそれに
見劣りするとは今は思って無いです。
昔のF1でいう予選1本のスーパーアタックを
する為だけに全ての戦略を

長い前置きでしたが、レポートは以下の通りです。

11/19(
土曜日)
朝イチの路面温度10℃、天候は晴れ。
6
時過ぎに到着した遠征班は前日練習会に
参加しました。
主催は中部地区随一のクラブ前島一家
(チームMI)さん
オフィシャルのルーティンが面白く、ABC班に
分かれてA班は高速コース、B班はテクニカル、
C班はオフィシャルという配置を
時間で交代していく方式で沖縄では見られないタイプ。
これなら不公平無く回せるので沖縄でも採用
したい方式でした。

この低い路面温度でのタイヤグリップレベルは
雨のカートランドと同じくらい。
タイヤはまるで機能せずプラスチックの塊です。
日が出ると途端に強力なグリップ路面に変わりました。
3速全開コーナーリングでも問題ないレベルです。
受ける横G3-2-1シフトがとても入りずらい程に
掛かっており、そもそもジムカーナで3から1に
落とす事なんて無かった為
落とした後のターンアプローチに戸惑いました。
また、アウト側はPNタイヤのカスで埋め尽くされて
おりこのゾーンまではらむとピックアップでアンダーに
なるというこっちならではのトラップもあり。
初日は他の遠征陣から離されたものの自分の
クラスではトップタイムで終えた為ひとまず安心。

終盤関空からの遠征組も駆けつけ、明日に
向けてワクワクが高まる初日となりました。

11/20(
)
路面温度15から18℃、雨のち曇り
遠征組は430分起床!520分ホテル発!
なんせ181台もいるエントラントですから早めに
出るが吉。
雨の影響で全く上がらない路面温度の中、
普段SNSで良く見かける参加車両を横目に
準備を進めます。
隣のパドックの準備体制がガチで発電機
タイヤウォーマーを持参しており本土の
ジムカーナを感じました。。
まだ20代と見られる方も多く、沖縄には無い
競技文化が新鮮でした。ちなみに2位表彰台の
方はこのお隣の方。
優勝は元全日本トップドライバーのお方で
S
タイヤクラスにも食い込む流石のタイム。
私は2本ともハーフスピンしてしまい、下位に
沈む悲惨な結果となりました。。
アウェーで戦うにはもう少しメンタルを鍛えな
ければならなかったと反省。
ただ他の沖縄勢は全員入賞か上位独占という
素晴らしい結果(^^♪

私も本土で通用するドライバーになりたいと
強く思いました。

また来年、それも非常に楽しいコースだった
キョウセイにリベンジしたいと思います。
可能であればその前に自費でどこか大きな
公式の大会に出場したいとも思っております。

括りに自分が夢中になっているスポーツで
遠征する事は普段では得難い経験になると
思います。
多分それは野球でもサッカーでも同じことでは
無いでしょうか。私は今回結果がボロボロだった
にも拘らず、
そう思えているという事は自分でもちょっとびっくり
しています。勿論泣くほど悔しい結果でしたが。
また、今回の遠征で助けてくださったOEMSC
皆様、現地引率頂いた高江選手、タイヤを
運んでくれた道下選手、
現地でサポート頂いた中部の小山選手に
御礼申し上げます。


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